不倫問題カウンセラーの花田好久です。
年末年始に、「ミステリと言う勿れ」というドラマの再放送がありました。
そこで、ある男性刑事が、主人公の大学生に、「子供が産まれてから妻は変わった」と嘆くシーンがあります。
子供が産まれると、妻は今までのように夫に優しく出来なかったり、子育てのストレスでピリピリすることも増えますよね。
(以下、ドラマのネタバレになりますのでご注意下さい)
主人公は、その刑事に対して、「むしろ夫の方が変わっていないことが問題」だと言います。
赤ちゃんという生き物は、親が24時間目を光らせていないと死んでしまう恐れすらあります。
親になるということは、それだけ繊細な命を守らないといけないということです。
そんなに重い責任を負ったからには、妻だって急速に「母親・保護者」モードに切り替わるのが当然です。
母親は、誰に言われるでもなく、本能的にモードが切り替わるわけです。
もちろん、妻は親である前に一人の女性ですし、妻でもあります。
そこは変わらないのですが、母親としてのモードが追加されるので、今までと全く同じではいられません。
だから、子供を産んで妻が変わるのは当然なのですね。
問題は、夫が「父親モード」に切り替わらず、いつまでも同じ夫のままでいることです。
それこそおかしなことであって、「妻が変わってしまった」と嘆くのではなく、「自分も変わらないといけない」と自覚すべきなのです。
出産、子育てを経ても不仲にならない夫婦は、おそらく、夫が自然に父親モードへの切り替えが出来ているのでしょう。
夫が積極的に育児の分担を引き受けるので、妻の負担も減り、必要以上にピリピリしなくて済むわけです。
「産後クライシス」という言葉がありますが、妻の出産後の様々な変化により、夫婦仲に亀裂が生じ、それが夫の不倫の一因になることも珍しくありません。
上記の刑事のように、出産後妻が変わってしまった(夫にイライラをぶつける、冷たくなるなど)ことで、不満や寂しさをつのらせ、外の女性に癒しを求めるというパターンですね。
しかし、「ミステリと言う勿れ」の主人公が言うように、妻が母親モードに変わるのは当然であることを夫が理解し、自らも父親モードへの切り替えが出来ていたら、そこまで不満や寂しさを感じることは無いはずです。
そうした理解や切り替えが出来ていないのは、「夫が精神的に子供だから」に尽きるわけで、妻には全く何の落ち度もありません。
出産後、セックス再開のタイミングを掴めず、レスが続き、それが不倫の一因になることもあります。
不倫をした夫はよく、「出産後妻がセックスを拒絶するようになった」と言います。
確かに、出産後の体の変化や、子育ての疲れでセックスどころではない、というケースも多いでしょう。
それはある程度仕方のないことだと言えます。
問題は、夫が子育てに大して協力してくれないのに、セックスだけは求めてくる場合です。
こういう場合、妻はセックスに応じられる体調であっても、気持ちの面ではとても応じる気になれないものです。
妻の子育ての負担を和らげようともせず、セックスだけは当然のように求めてきたら、夫から愛されているとは思えませんからね。
「出産後、妻が変わってしまった」ことに不満を感じて不倫をしてしまった方は、不倫を妻のせいにするのではなく、「自分は父親モードに切り替えられていたのか?」を、自問自答してみて下さいね。
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花田好久(はなだよしひさ)。不倫問題カウンセラー。1975年2月生まれ。既婚。福岡県出身。福岡県在住。
男性カウンセラーの特性を活かし、不倫をする夫の心理を読み解くのを得意とする。
相談者や読者からは「不倫を解決できた」「心が救われた」「勇気づけられた」と、多数の感謝と支持の声が寄せられている。
カウンセラー花田へのご相談はこちら(夫の不倫・浮気を解決するためのカウンセリング)