不倫問題カウンセラーの花田好久です。
「夫も男なんだから、女遊びの一つや二つはするもの」
「妻は、一度お灸をすえたら、あとは水に流してやるべき。それが妻の取るべき態度」
「過去の不倫をいつまでもほじくり返して、大騒ぎするべきではない。そんなことをしていたら、夫も妻に嫌気が差し、浮気だったものが、本気の不倫をするようになるかも」
世間には、よくこういうことを言う人たちがいます。
芸能人の不倫でも、妻が出てきて「うちの主人がご迷惑をおかけしました」と謝罪し、「主人にはきつく叱っておきました」で一件落着(表向きは)、というパターンがよくあります。
ワイドショーなどでは、そういう奥さんの態度が「立派」と誉めそやされたりします。
夫本人も、「よその奥さんは不倫くらいでそこまで大騒ぎしない。謝ればそれ以上は蒸し返さない。」
「なのに、うちの妻ときたら・・」と、内心不満に思っている方もいるでしょう。
妻自身も、「自分は不倫を大げさにとらえすぎではないか」
「おおらかな気持ちで許してやるべきではないか」
「いつまでも蒸し返すのは良くない」
などと、自分を責めていたりすることもあります。
しかし、世間や夫が「不倫の一つや二つで妻は大騒ぎするな」という考えを押し付けるのは間違っています。
夫の不倫で、その妻がどう感じるか、どれだけ傷つくかは、100人いれば100通りです。
中には、「給料さえきちんと入れてくれれば、あとは好きにしたらいい」と思う妻もいるでしょう。
しかし、夫を心から愛していて、信頼している妻は、とてもそんな風には思えないものです。
夫の不倫は、「妻としての自分」「これまでの結婚生活」を全否定されたように感じることすらあります。
その感じ方がおかしいとか、大げさとか、誰も否定することはできないし、そんな権利はありません。
妻本人も、夫の不倫は私にとってそれほど重大なことなのだと、自分の感じ方をあるがままに認めてあげて良いのです。
「給料さえきちんと入れてくれれば、あとは好きにしたらいい」「不倫くらいどうとも思わない」というのも一つの感じ方です。
それと同じように、「不倫は重大な問題だから、絶対にうやむやで済ませてはいけない」ととらえるのも、妻の自由であり、否定されるべきではありません。
そもそも、「不倫の一つや二つで妻は大騒ぎするな」というのは、男性だけ(あるいは男性に媚びたい女性)に都合が良いだけの考えです。
こんな考え方は、妻の正当な怒りを封じ込めるための「呪いの言葉」に過ぎません。
あなたが「夫の不倫は重大なこと」と感じるなら、そんなものに負けないで下さい。
不倫という事の重大性を判断するのは、された側の妻であって。夫でも世間でもないのです。
法律でも、不倫は「離婚の原因になる」「慰謝料が発生する」ことになっています。
つまり、法律でも社会通念でも、「不倫は良くないこと」という価値判断があります。
ただ、それよりも大事なのは、あなたがどう感じたかということです。
あなたが夫の不倫で、自分の存在を全否定されるほど傷ついたと感じているのなら、それは「不倫くらい」ではなく、極めて重大なことなのです。
夫の不倫問題と、妻の心の傷にきちんと向き合うことは、夫婦共に大変負担がかかることではあります。
「もう終わったこと」「大騒ぎすることではない」で済ませた方が、ラクな面もあるのかも知れません。
しかし、「夫の不倫は私にとっても夫婦にとっても重大な問題」と妻が感じるのなら、妻本人も夫もスルーせずに、きちんと向き合って頂きたいと思います。
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花田好久(はなだよしひさ)。不倫問題カウンセラー。1975年2月生まれ。既婚。福岡県出身。福岡県在住。
男性カウンセラーの特性を活かし、不倫をする夫の心理を読み解くのを得意とする。
相談者や読者からは「不倫を解決できた」「心が救われた」「勇気づけられた」と、多数の感謝と支持の声が寄せられている。
カウンセラー花田へのご相談はこちら(夫の不倫・浮気を解決するためのカウンセリング)