不倫問題カウンセラーの花田好久です。
不倫をした夫と、「やり直すべきか」「別れるべきか」で迷っている方もいらっしゃると思います。
夫とのやり直しを選べば、当面は生活の不安を感じなくて済みます。
しかし、夫の不倫という過去を踏まえてやり直すのは、そうカンタンなことではありません。
むしろ、スッパリ別れた方がラクだと思うときもあるでしょう。
とはいえ、離婚も大きな負担を伴う選択であることは確かです。
このように、迷うばかりで結論が出ないときは、身近な人(親きょうだい、友人・知人)の意見を聞いたり、カウンセラーなど専門家の手を借りる方法もあります。
ただ、身近な人には相談しにくい場合もあるでしょうし、カウンセラーに相談する勇気もまだ持てないという方もいるでしょう。
そういう方のために、自分でできる方法を一つご紹介します。
その方法とは、「自分の友人から同じような悩みを相談されたら、自分はどういうアドバイスをするだろう?」と考えてみることです。
自分自身の悩みについて考えているときは、不安や怒りや悲しみなど、ネガティブな感情でアタマがいっぱいになってしまうものです。
そういう状態では、悩みを冷静に分析して、対処法を考えるのは困難です。
では、自分ではなく友人の悩みだとすると、どうでしょう?
友人からの相談なので、親身になって考えることと思います。
自分自身の悩みではないので、ネガティブな感情でアタマがいっぱいになることはありません。
そのため、比較的冷静に、かつ客観的な視点から悩みを分析することができ、「こうしたら良いんじゃない?」とアドバイスすることができるわけです。
こうして、自分の悩みを友人の悩みに置き換えて考えてみると、結論にたどりつきやすくなりますよ。
友人・知人・ママ友などに夫の不倫を相談すると、「私なら不倫するような夫とは別れるわ」と言われることがあると思います。
身近な人からそういわれると、「不倫をした夫とすぐに別れる決断ができない自分は、おかしいのではないか?」と、自分の気持ちに自信を持てなくなることもあるでしょう。
しかし、決して自信を失う必要はありません。
男女問わず、結婚生活には、自らの大切な資源(時間、若さ、労力、お金など)を注ぎ込んでいます。
さらに女性の場合は、子供を産むことで、仕事や行動の自由を大幅に制約されてしまいます。
結婚生活ではかけがえのない幸せを得られるわけですが、その分大きな代償を払っていることもまた紛れもない事実なのです。
結婚とはお互いの愛情だけで成り立つものではありません。
夫の不倫で夫への愛情や信頼は薄れたけど、かといって完全に嫌いになったわけではないとします。
妻が結婚生活に払ってきた代償の大きさ。
離婚後に生じるであろう様々な問題。
それらを考え併せると、大嫌いとは言えない夫と簡単に別れられないのは、ある意味当然のことではないでしょうか。
夫のたった一度の不倫で別れを決断する妻もいます。
しかし、「夫が不倫を止めて改心してくれるなら、もう一度やり直したい」と願う妻も沢山います。
それは何らおかしいことではありませんし、私のカウンセリングでも、むしろそういう妻の方が多数派です。
カウンセリングでこのようなことを仰っていた方がいました。
「以前、友人の夫の不倫で相談を受けたときは、大変だなぁと思いつつも、どこか他人事のような気持ちで悩みを聞いていました」
「でも、自分が同じ立場になってみて、あのときの友人の辛さが実感できました」
自分が不倫をされていない状況で感じることと、不倫をされたときに感じることはまた別なのです。
不倫をした夫とやり直すか、別れるかは、人生における重大な選択の一つになります。
どちらの道が自分の幸せにつながるのか、じっくりと考えて結論を出したいものです。
夫の不倫が終わった直後というのは、様々な感情が入り乱れ、落ち着かない状態になります。
こうした状態では、どちらの道が自分の幸せにつながるか、冷静に判断するのが難しいものです。
ですから、夫の不倫が終わっても、慌ててやり直しか別れるかを決める必要はありません。
しばらく経って感情の波がおだやかになってきたとき、じっくり考えて、結論・方向性を出せば良いのです。
夫が結論を急かしてきても、夫のペースに合わせる必要はありません。
夫には、「今はまだあなたとやり直すか結論を出せない。だから時間をちょうだい」と伝えておけば良いのです。
不倫をした夫とやり直すべきか、別れるべきか迷っている間というのは、とても辛い時間だと思います。
出口が見えない閉塞感を感じますし、いつまでも決断できない自分に対して、じれったく感じることもあるでしょう。
しかし、こうして迷っている時間というのは、決してムダにはならないのです。
その場限りの感情に任せて結論を出した場合は、後になって「あのときもう少し時間をかけて考えていれば・・」と、後悔するかも知れません。
これに対し、何度も迷って、悩み抜いて結論にたどりつけば、「あれだけ悩んで決めたのだから」と、自分を納得させることができます。
この違いは大変大きいものです。
迷っている時間も決してムダではなく、むしろ今後の糧となるのです。
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花田好久(はなだよしひさ)。不倫問題カウンセラー。行政書士。1975年2月生まれ。既婚。福岡県出身。東京都八王子市在住。
男性カウンセラーの特性を活かし、不倫をする夫の心理を読み解くのを得意とする。
相談者や読者からは「不倫を解決できた」「心が救われた」「勇気づけられた」と、多数の感謝と支持の声が寄せられている。
カウンセラー花田へのご相談はこちら(夫の不倫・浮気を解決するためのカウンセリング)