不倫問題カウンセラーの花田好久です。
「夫が不倫をしたのは、私にも原因があったのだろう・・」
「私がもっとこうしていれば、夫は不倫しなかったかも・・」
「私が変われば、夫は不倫をやめてくれるかも・・」
夫に不倫をされた妻なら、誰しも一度はこのように考えてしまうことがあるでしょう。
夫の不倫の原因が自分にもあると考えるのは、自分で自分を責めることにもつながります。
ただでさえ夫の不倫で傷ついているのに、それに加えて自分で自分を責めるのは辛いものです。
そもそも、不倫をしてしまう夫というのは、下記のような「心のクセ(弱さ)」を抱えているものです。
・自己肯定感が低い
・不満をためやすい性格
・自己愛が過度に強い
・ストレス耐性が弱い
・想像力の欠如(不倫をするとどうなるか想像できない)
・共感性の乏しさ(妻の気持ちに共感できない)
・欲求を理性でコントロールできない
こうした心のクセを持っている夫が、ときに軽い気持ちで、もしくは不満やストレスをため込んだ結果として不倫に走ってしまいます。
夫の心のクセは、妻一人だけで変えられるものではありません(夫の自覚と、夫自ら改善する努力が必要です)
夫の外での行動をすべてコントロールすることもできません。
つまり、妻がどんなに良い妻であったとしても、不倫をする夫は不倫をするのです。
また、妻の女性としての魅力と、夫の不倫は無関係です。
なぜかと言うと、夫が求めているものが違うからです。
夫が不倫相手(不倫関係)に求めるものは、「恋愛の初期の高揚感」「不倫関係のドキドキ感」「女性を落とすことで自分の価値を確認すること」だったりします。
これらは妻が魅力的かどうかとは関係ないですし、まさに不倫でしか得られないものだと言えます。
不倫相手が妻よりも年上だったり、明らかに容姿や知性で劣ることも少なくありません(不倫をする夫の心理がわかる本 第2章1「夫が不倫相手に選ぶ女性のタイプ」参照)
ですから、妻が不倫の原因を自分に求め、自分を責める必要はありません。
カウンセリングでは、ここまでの説明で納得し、自分を責めるのをやめられる方もいます。
ただ、夫に原因があるのがわかっても、それでも自分を責めるのがやめられない・・という方もおられると思います。
なぜ自分を責めるのがやめられないのでしょうか?
それは、自分を責めるより、「夫には(不倫の原因となる)心のクセ・弱さがあった」という事実を受け入れる方が辛いからかも知れません。
「私はどうして不倫をするような夫と結婚してしまったのか・・」
「どうして結婚する前に夫の心の弱さを見抜けなかったのか・・」
「この結婚は失敗だったのではないか・・」
この事実を受け入れると、上記のように過去の自分の「結婚の選択」を責めてしまうこともあります。
それはある意味、自分の人生を否定するようなものですので、これ以上辛いことはないと言えます。
その辛さに比べれば、「夫の不倫は自分にも原因があった」と考えた方がまだマシと感じることがあります。
自分の妻としてのあり方や言動に問題があっただけで、結婚の選択は間違いではなかった、と思えるからです。
今はそう言い聞かせておいたほうがラクということでしたら、それはそれで良いのです。
いずれ、「夫には(不倫の原因となる)心のクセ・弱さがあった」という事実を受け入れられるときが来るはずです。
(夫の心のクセ・弱さを認め、許し、受け入れるかどうかはまた別のお話です)
そのときには、夫の不倫に関して、自分を責めることから解放されているでしょう。
そもそも、夫が不倫をしたからといって、結婚の選択が失敗だったということにはなりません。
自分がその時点で「もっとも良い」と思える選択をしたのですから、その選択は失敗でも間違いでもありません。
結婚前に夫の本質をすべて理解することは不可能ですし、結婚して初めてわかることも沢山あります。
私たちは誰一人、将来のことを予知することはできません。
その中で、ときに悩み、迷いながらも、自分にとって「もっとも良い」という選択を重ねていくわけです。
結果がどうだろうと、他人がどう評価しようと、自らの選択には自信と誇りを持って良いのだと思います。
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花田好久(はなだよしひさ)。不倫問題カウンセラー。1975年2月生まれ。既婚。福岡県出身。東京都八王子市在住。
男性カウンセラーの特性を活かし、不倫をする夫の心理を読み解くのを得意とする。
相談者や読者からは「不倫を解決できた」「心が救われた」「勇気づけられた」と、多数の感謝と支持の声が寄せられている。
カウンセラー花田へのご相談はこちら(夫の不倫・浮気を解決するためのカウンセリング)