不倫を止められないのは脳内麻薬の作用

不倫を止められないのは脳内麻薬の作用

夫が不倫をやめられないのは、脳内麻薬の作用によるものです。
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不倫を止められないのは脳内麻薬の作用

不倫問題カウンセラーの花田好久です。

 

人間が恋をすると、PEA(フェニルエチルアミン)という脳内ホルモン(脳内麻薬)が分泌されます。

 

恋愛初期に感じるドキドキ感や高揚感は、このPEAの作用によるものです。

 

脳内麻薬PEAの分泌期間は、通常2〜3年程度といわれています。

 

交際期間が長くなるにつれ、ドキドキ感が薄くなっていくのは、PEAの効果が切れるためです。

 

 

PEAの分泌量が少なくなると、その代りにβエンドルフィンという脳内ホルモンが分泌されるようになります。

 

βエンドルフィンには、安らぎを感じさせる作用があります。

 

長期間交際している恋人(妻)と一緒にいるときに感じる「安らぎ感」「幸福感」は、βエンドルフィンの作用によるものです。

 

長期間交際しているカップル(夫婦)は、PEAによるドキドキの恋愛感情を経て、βエンドルフィンによる穏やかな愛情へと移行しているわけですね。

 

 

 

不倫関係の場合、通常の恋愛より、脳内麻薬PEAの分泌量が増えるとされています(不安なときほどPEAの分泌量は増えるそうです)。

 

不倫は常に不安やリスク(配偶者にバレる、慰謝料を請求される、職場での処分など)を抱える不安定な関係だからです。

 

 

脳内麻薬PEAが多量に分泌されることで、不倫の恋のドキドキ感はさらに高まります。

 

通常の恋愛に比べて、恋愛初期の興奮状態が長く続くのです。

 

だから、頭では「いけないこと」と分かっていても、脳内麻薬の作用で不倫をやめられないのです。

 

 

不倫の初期段階では、いくら不倫を止めるように言っても、全く耳を貸さない(「彼女(彼)こそ運命の人」「お前と別れて彼女と一緒になる」など)ことがよくあります。

 

※私はこの時期を「不倫ののぼせ時期」と呼んでいます。

 

これは、脳内麻薬PEAの作用が最高潮に達しているからです。

 

 

のぼせ時期を過ぎてしまえば、妻の言葉も耳に入りやすくなります。

 

不倫を止めるよう働きかけるのは、のぼせ時期が終わった頃(個人差はありますが、不倫が始まって6か月経過した頃)が狙い目になります。

 

のぼせ時期をやり過ごす方法については、こちらをご覧ください。

 

 

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花田好久(はなだよしひさ)。不倫問題カウンセラー。1975年2月生まれ。既婚。福岡県出身。東京都八王子市在住。

 

男性カウンセラーの特性を活かし、不倫をする夫の心理を読み解くのを得意とする。

 

相談者や読者からは「不倫を解決できた」「心が救われた」「勇気づけられた」と、多数の感謝と支持の声が寄せられている。

 

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