不倫問題カウンセラーの花田好久です。
夫の不倫が終わっても、妻の心の傷がすぐに回復するわけではありません。
夫の不倫を思い出しては落ち込み、怒りがぶりかえし、夫を責めてしまうこともあるでしょう。
夫は夫で、妻が落ち込んでいる様子を見て、罪悪感を刺激され、後ろめたい思いをします。
中には、「もう終わったことだから蒸し返すな」と、露骨にイヤな顔をする夫もいます。
ここでやりがちなのが、妻が「こういう状況が続くと、夫婦関係修復の妨げになってしまう・・・」と考え、自分の気持ちにフタをすることです。
本当はまだまだ辛くて苦しいのに、夫の前ではムリをして平気な顔をするんですね。
しかし、苦しくてたまらないのに苦しい顔もできない、それで本当に幸せな夫婦関係を築いていけるのでしょうか?
夫の不倫後、幸せな夫婦関係を築き直していくためには、何より妻の心の回復が先決です。
妻の心が回復していけば、夫の不倫を思い出して落ち込んだり、怒りがぶりかえすことも減っていきます。
その先に、「夫婦関係修復」という結果がついてくるのです。
夫婦関係修復のために、妻が1人で心の傷の痛みに耐えるのは本末転倒です。
夫の不倫が終わったら、次の課題は妻の心の回復なのです。
そのことをぜひ、夫婦の共通認識にして頂きたいと思います。
妻の心の回復のためには、辛い思いにフタをすることなく、その都度吐き出していくことが必要です。
その他にも、心の回復過程を理解し、妻自身が率先して心の回復を目指していくことが大切です。
ここで、妻の心の回復の手引きとなる電子書籍をご紹介します。
心理カウンセラーNAOKO先生による「夫の不倫で傷ついた妻の心を回復させるサポートブック」です。
このサポートブックは、自然な形で妻の心の回復をうながせるような工夫がこらしてあります。
読むだけでカウンセリングと同等の効果を得られる1冊となっています。
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体の傷は目に見えますが、心の傷そのものは目に見えません。
そのため、心の傷は捨て置かれてしまい、妻が1人傷の痛みに耐えることになりがちです。
体にひどい傷を負ったら病院で治療を受けるのと同じように、心の傷も回復のためにきちんとケアをしていくことが必要です。
夫の不倫で傷ついた妻には、自らの心の傷を訴え、心の回復のためのケアやサポートを要求する権利があります。
もちろん、あなたにもその権利があるのです。
※夫側がどう妻の心の回復を支えていくかについては、私の「不倫を反省して妻とやり直したい夫のための本」を参考にして頂ければと思います。
やり直しに前向な夫は、妻に元気を取り戻してもらおうと、外食や旅行などに連れて行ってくれることがあります。
ただ、妻の心が回復しないうちは、夫と外食や旅行に行っても、以前のように楽しむことが出来なかったりします。
そんなとき妻は、「夫は前向きに頑張ってくれているのに、私はいつまで夫の不倫を引きずっているんだろう・・」と、自分を責めてしまうことがあります。
でも、そこで前向きになれない自分を責めることはありません。
夫の不倫後の心の回復には、何年もの時間を要するのが普通です。
自分を責めていると、それがかえって心の回復の妨げとなってしまいます。
前向きになれなくても、今はまだそういう時期なんだと考えておけば良いのです。
夫が夫婦関係修復を急いでるとしても、そのペースに合わせる必要はありません。
夫も、「妻の心の回復には時間がかかること」を認識しておく必要があります。
やり直しのために妻を元気づけようとするのも大事ですが、時に、見守ることの方が大切なこともあるのです。
夫の不倫で妻が負った心の傷は、誰が癒すべきなのでしょうか?
「そんなの、夫に決まっている」と思われるかも知れません。
確かに、夫が妻心を癒す努力をすべきなのは、言うまでもありません。
ただ、「不倫で私の心を傷つけたのは夫だから、夫が私の心を全て癒すべき」と考えていると、心の傷はなかなか癒えていかないものです。
人間の心には愛情タンクが備わっています。
このタンクが満タンに近いほど、人は愛情に満たされて幸せを感じられます。
逆に、タンクが空っぽに近づくと、愛情不足で満たされない思いになります。
夫の不倫で傷ついている心は、いわば愛情タンクの水位(愛情)が著しく下がっている状態にあります。
この愛情タンクは、実は他人からの愛情だけで満タンには出来ない仕組みになっています。
つまり、夫がいくら愛情を注ぐ努力をしてくれていも、それだけでは妻の心を100%癒すことは出来ないのです。
ですから、妻も「夫の不倫で傷ついた心の傷の半分は、自分自身で癒していく」という心がまえが大切です。
夫に求めるだけではなく、自分で自分を癒すための努力や工夫が求められます。
例えば、休息や自分の好きな事をする時間を増やす、夫以外の人に辛い気持ちを吐き出す、仲の良い友達と食事や旅行に出かける・・といったことです。
夫の不倫のせいで傷ついているのに、自分が努力や工夫をするのは納得行かない・・という方もおられるかも知れません。
確かに、夫の不倫が無ければ、傷つくことも、辛い思いをすることも無かったでしょう。
「傷つく原因を作った夫が全て責任を負うべき!」というのも、心情としてよく分かります。
しかし、夫に求めるだけでは、夫がいくら努力をしていても、「全然足りない」と感じてしまうものです。
前述のように、夫の愛情・努力だけでは、妻の愛情タンクを満タンには出来ないからです。
妻の側が、自分で自分を癒す努力や工夫をすれば、心の回復は促進されていきます(ただ、くれぐれもムリはしないで下さいね)
夫の不倫は、妻の心に深い傷を与えます。
毎日辛くて、苦しくて、
「いつまでこんな苦しみが続くのだろう?」
「もしかして、私は一生心の傷を抱えて生きていかないといけないのだろうか?」
などと、絶望的な気分で過ごしている方もいると思います。
不倫発覚直後の衝撃からは立ち直った方の中にも、「心の傷を抱えたまま夫とやり直していけるのだろうか?」と、不安を抱えている方もいるでしょう。
でも、安心してください。
人の心にはもともと回復力が備わっています。
ですから、夫の不倫による心の傷も、時と共に徐々に癒えていきます(ただし、心の傷にフタをせず、辛い気持ちを吐き出し続けて行くことが必要です)
では、心の傷は完全に消えて無くなるのでしょうか?
夫の不倫を「無かったこと」には出来ないように、夫の不倫による心の傷も、完全に消え去ることは無いのかも知れません。
心の傷がふさがって痛みを感じなくなっても、やはり過去の「傷跡」は残ってしまうんですね。
ただ、心の傷の癒しが進んでいけば、傷跡を意識することも徐々に少なくなっていきます。
そうなれば、毎日穏やかな気持ちで過ごしていられるようになります。
何かの拍子に不倫のことを思い出しても、「そういえば、あのときは辛かったな」と、淡々と振り返ることができるようになります。
心の傷を完全に消せなくても、傷跡を意識しなくて済むようになる日はきっと訪れます。
そんな日が訪れることを信じてみたい気持ちになった方は、心の回復が進んでいる証拠です。
心の傷が深すぎて、今はとてもそんな日が来るとは思えない方もいるでしょう。
そう思えなくても、今はそれで大丈夫です。
心の傷が癒えていけば、「信じてみようか」と思える日が来るはずです。
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花田好久(はなだよしひさ)。不倫問題カウンセラー。1975年2月生まれ。既婚。福岡県出身。福岡県在住。
男性カウンセラーの特性を活かし、不倫をする夫の心理を読み解くのを得意とする。
相談者や読者からは「不倫を解決できた」「心が救われた」「勇気づけられた」と、多数の感謝と支持の声が寄せられている。
カウンセラー花田へのご相談はこちら(夫の不倫・浮気を解決するためのカウンセリング)