不倫問題カウンセラーの花田好久です。
夫の不倫が終わって、夫婦としてやり直すことで一致したとします。
しかし、お互いにやり直す意志があっても、なかなか上手く行かないケースも出てきます。
やり直しが上手く行かない原因として考えられるのが、お互いの「やり直し」のイメージが大きく食い違っていることです。
例えば、夫は、「やり直し=離婚を回避すること」というイメージを持っているとします。
一方、妻は、「やり直し=心から幸せを感じられる夫婦関係を取り戻すこと」というイメージを持っているとします。
同じ「やり直し」という言葉でも、お互いの抱くイメージはかなり違いますよね。
これだと、夫は離婚を回避できればそれで「やり直せた」となりますが、妻はそれではやり直せたとは思えません。
そのため、夫に対して「どうしてやり直す努力をしないのか?」と責め立てます。
責められた夫は、自分は離婚を回避するための努力はしてきたし、それでやり直せているのに、なぜ責められないといけないのか?と不満を感じるわけです。
あるいは、夫は「嫌なこと(不倫)は忘れて、夫婦で楽しくやろう」と思っていて、妻は「不倫のことをきちんと総括しないとやり直せない」と思っているとします。
これでは、お互いにやり直したい気持ちはあっても、妻が不倫の話を持ち出す度にケンカになるのは必然です。
このように、お互いのやり直しのイメージが大きく食い違っていると、そこから不満が生じ、やり直しが上手く行かなくなるのです。
こうした事態を避けるには、夫の不倫後、やり直すかどうかの話し合いの際、まず最初にお互いの「やり直し」のイメージを確認し合うことです。
上記の例でいえば、夫が妻の目指すやり直しに同意してくれれば、お互いに足並みを揃えてやり直しの道を歩めるはずです。
もし、やり直しのイメージのズレが大きすぎて、歩み寄る余地が無いのなら、やり直しはあきらめた方がお互いのためになるかも知れません。
やり直すかどうかを判断するためにも、お互いのやり直しのイメージを確認するのは役立ちます。
ただ、夫婦でやり直しのイメージを共有できていても、やり直しが上手く行かないケースもあります。
その原因は、どのような夫婦関係を目指すのかの、目標設定の仕方にあります。
夫の不倫後のやり直しで、どのような夫婦関係を目指すのか、何を目標にするのかは、夫婦それぞれが自由に決めることです。
ただ、「不倫以前の夫婦関係に戻る」ことを目標にしていると、そこに戻れない場合に、夫婦共にストレスや失望を感じることになりがちです。
過去の関係にこだわっていると、夫は「妻が以前のような明るい妻に戻ってくれない」などと、不満や失望を感じます。
妻は、過去の自分に戻れないことに落ち込み、自分を責めてしまいます。
「不倫の無かったあの頃の関係(自分)に戻りたい」
「夫のことを心から信じることが出来た、あの頃の関係に戻りたい」
などと願うのはもっともです。
しかし、不倫を無かったことには出来ない以上、過去の関係にこだわり過ぎると、お互いに前に進めなくなってしまいます。
夫の不倫という大きな出来事を経験することによって、妻も、妻の夫に対する見方も、夫婦関係も、多かれ少なかれ変化していくものです。
そのことを受け入れたうえで、「新たに良い夫婦関係を築き直す」ことを目指す方が、やり直しは上手く行きやすくなります。
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花田好久(はなだよしひさ)。不倫問題カウンセラー。行政書士。1975年2月生まれ。既婚。福岡県出身。東京都八王子市在住。
男性カウンセラーの特性を活かし、不倫をする夫の心理を読み解くのを得意とする。
相談者や読者からは「不倫を解決できた」「心が救われた」「勇気づけられた」と、多数の感謝と支持の声が寄せられている。
カウンセラー花田へのご相談はこちら(夫の不倫・浮気を解決するためのカウンセリング)