不倫からやり直せる夫の3つの条件
不倫問題カウンセラーの花田好久です。
不倫をした夫と夫婦としてやり直していくには、夫の「やり直したい」という意志に加えて、夫に下記3つの条件が備わっていることが必要です。
最低半年は夫の様子を見て、条件が備わっているか見極めていきましょう。
※ここで言う「やり直し」とは、「お互いを思い合い、信頼し合える夫婦関係を再び作り直すこと」を言います。
条件その1.不倫相手とキッパリ別れる潔さ
一つ目の条件は、「不倫相手とキッパリ別れる潔さ」です。
不倫相手とズルズル関係を続けていながら、妻とやり直すなど有り得ません。
不倫相手に中途半端な同情をしてズルズル関係を続けたり、悪者になるのが嫌で、円満に別れられるまで待とうとするようではいけません。
妻と本気でやり直したいのなら、不倫相手とキッパリ別れるという潔さが必要です。
条件その2.不倫を心から反省していること
二つ目の条件は、不倫を心から反省していることです。
不倫を心から反省していないと、一時的に止めてもまた不倫を繰り返す可能性があるからです。
不倫を心から反省していないのに、「妻と別れるといろいろ面倒だから・・・」という理由でやり直そうとする夫がいるのも事実です。
そういう夫は、やり直したいと頼み込むときだけ低姿勢ですが、元のさやに戻ってしばらく経つと、以前と何も変わらない夫に戻ります。
夫が心から反省しているか見極めるのは、そう難しいことではありません。
反省の態度がやり直すための方便なら、しばらく経つと、以前と何も変わらない夫に戻るからです。
夫の反省の態度と実際の言動が一致しているか、よく観察してみてください。
条件その3.妻の不安定な気持ちを受け止められること
三つ目の条件は、妻の不安定な気持ちを受け止められることです。
やり直しを決めても、不倫で傷ついた妻の心が癒えるのには時間がかかります。
「不倫は過去のこと。これからはクヨクヨせずに前だけを向いて行こう!」なんてわけにはいきません。
思う存分落ち込んで、クヨクヨして、嘆き悲しんで・・・そうやって傷ついた自分の感情を吐き出し続けていくことで、時間と共に癒されていくのです。
不倫をした夫は、そんな妻の不安定な気持ちを受け止めていくことが必要です。
落ち込んでいる妻を見て、「いつまでそんな顔をしているの」と責めたり、罪悪感のあまり「こんなに妻を傷つけたオレはやり直す資格がない」と心が折れるようではいけません。
自分の不倫が原因とはいえ、不安定な妻の気持ちを受け止め続けるのは大変なことです。
それでも、妻の気持ちを受け止め続ける覚悟が求められます。
その他、不倫後に妻とやり直していくために必要なことは、「不倫を反省して妻とやり直したい夫のための本」に詳しくまとめています。
ぜひ夫に読ませてあげて下さい。
現段階では、夫にやり直せる条件が備わっていないとき
残念ながら、現段階では、夫にはやり直せる条件が備わっていないとします。
その場合、夫が変わってくれることに期待をして、もうしばらく様子を見る方法もあります。
人生には限りがあるので、夫に見切りをつけて、新しい道を選ぶのも一つの方法です。
あなたにとって、今の夫はやり直す価値のある相手なのか?、じっくりと考えて頂ければと思います。
(関連記事)
(当サイト運営者のご紹介)
花田好久(はなだよしひさ)。不倫問題カウンセラー。行政書士。1975年2月生まれ。既婚。福岡県出身。東京都八王子市在住。
男性カウンセラーの特性を活かし、不倫をする夫の心理を読み解くのを得意とする。
相談者や読者からは「不倫を解決できた」「心が救われた」「勇気づけられた」と、多数の感謝と支持の声が寄せられている。