不倫問題カウンセラーの花田好久です。
「妻が不出来な妻だから、オレはそれが不満で不倫をした」などと言う夫もいます。
家計のやりくりが下手、料理や家事が下手、夫への感謝が足りない、夫の両親と上手くやれない等、不満のタネは色々あります。
両親や義理の両親などから、「(夫の不倫は)あなたにも至らない点があったからでは?」などと言われることもあるでしょう。
しかし、夫の不倫の原因は、決して「妻が不出来だから」などではありません。
妻も神様ではないので、至らない部分もあるでしょう。
それにも関わらず、ことさら妻に完璧な働きを求め、それが出来ないと不満を抱く。
夫のその心、妻に完ぺきを求める心にこそ、不倫の根本的な原因があるのです。
百歩譲って、妻にも反省すべき点があったとします。
だとしても、どうしてそれが不倫までする理由になるのでしょうか?
それはいくらなんでも、いくらなんでもやり過ぎとは思いませんか?
夫だって、完璧ではない部分は沢山あるはずです。
妻はそれをいちいち取り上げて、責めているのでしょうか?
「夫が不出来な夫だから」と、それを理由に不倫をしたのでしょうか?
妻への不満を理由に不倫をする夫は、「お互い様」という視点が欠けているのです。
夫婦はお互いに、相手にはこんな妻や夫でいて欲しいという理想はあるでしょう。
共同生活を送るうえで、最低限これだけはしてもらわないと、という役割分担もあります。
ですから、全く役割を果たしてもらえない場合は、相手に改善や努力を求めるのは当然です。
ですが、そのレベルを超えて、自分の理想の妻(夫)像を押し付けてしまうと、相手はとても息苦しくなってしまいます。
妻への不満が不倫の一因だと思っている夫には、
・妻に理想を押し付けて不満をためていないか?
・妻に完ぺきを求めすぎていないか?
・お互い様という視点が欠けていないか?
こうした点について、自己チェックをして頂ければと思います。
そうすれば、妻に不満を抱くことや、不満を感じる度合いも減っていくはずです。
※妻への不満をつのらせて不倫をする夫への対処法は、夫の不倫対処マニュアル(改訂版)第2章7「不満夫への働きかけ方」でご紹介しています。
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花田好久(はなだよしひさ)。不倫問題カウンセラー。1975年2月生まれ。既婚。福岡県出身。東京都八王子市在住。
男性カウンセラーの特性を活かし、不倫をする夫の心理を読み解くのを得意とする。
相談者や読者からは「不倫を解決できた」「心が救われた」「勇気づけられた」と、多数の感謝と支持の声が寄せられている。
カウンセラー花田へのご相談はこちら(夫の不倫・浮気を解決するためのカウンセリング)