不倫の悩みそのものよりも深刻な問題とは?
不倫問題カウンセラーの花田好久です。
夫の不倫に気づいているが、怖くて夫に確かめることができないまま、
「夫はもう私を愛していないのではないか?」
「私には女性としての魅力が無くなったのだろうか?」
などとお悩みの方は少なくありません。
確かに、不倫のお悩みは大変深刻な問題です。
しかし、それだけ深刻に悩んでいるにも関わらず、夫に確かめることすらできないとすれば、その方がもっと深刻な問題ではないでしょうか?
すなわち、夫の不倫そのものより深刻なのは、「大事なことを話し合えない夫婦関係」なのです。
価値観や意見がぶつかりあうことを恐れ、大事なことを話し合うのを避け続けていると、いつしか「大事なことを話し合えない夫婦関係」に陥ってしまいます。
「大事なことを話し合えない夫婦関係」は、言い換えると、夫婦としてのあるべきコミュニケーションが不足しているということです。
他愛ない会話はよくするけど、大事なことほど聞けない、話し合えないとすれば、それはコミュニケーション不足に他なりません。
このコミュニケーション不足が、夫の不倫の遠因になっているケースも少なくありません。
夫の不倫は大変深刻な問題ですから、問題そのものを解決することは必要です。
ただ、本当の意味で夫婦関係を修復したいと願うなら、「大事なことを話し合える夫婦になること」を目指して頂きたいと思います。
私は常々、カウンセリングの相談者さんに、「まずはきちんと今のお気持ちを伝えることから始めましょう」とお伝えしています。
なぜなら、気持ちを伝えることは、夫に不倫を止めてもらうために必要であるだけでなく、夫婦としてのあるべきコミュニケーションを再構築してくために必要だからです。
不倫を止めさせれば済むのなら、不倫相手と話をつけて無理やり別れさせれば良いことです。
でも、それでは本当の意味での夫婦関係修復はできません。
まどろっこしくても、きちんと気持ちを伝えることで、機能していなかった夫婦のコミュニケーションを機能させていく。
それがきわめて重要なのです。
ピンチはやり方次第でチャンスに変わります。
夫の不倫は夫婦のピンチですが、これまでの夫婦関係を根本的に改善するチャンスでもあります。
夫の不倫をきっかけに、「大事なことを話し合える夫婦になること」を目指して頂ければと思います。
(当サイト運営者のご紹介)
花田好久(はなだよしひさ)。不倫問題カウンセラー。行政書士。1975年2月生まれ。既婚。福岡県出身。東京都八王子市在住。
男性カウンセラーの特性を活かし、不倫をする夫の心理を読み解くのを得意とする。
相談者や読者からは「不倫を解決できた」「心が救われた」「勇気づけられた」と、多数の感謝と支持の声が寄せられている。